「イメージカラー」


当診療所を上野駅前に新たに開院する際に、まず行なったのがロゴの作成です。

『天心堂診療所』という場所に少しでも興味を持っていただいた方に対し、不安感を取り除いて親しみを感じていただけるようなものにしようと考え、お恥ずかしながら私自身で考案しました。

「考案」といっても、当診療所の屋号の「天心」という字を組み合わせたような、よくあるデザイン(?)なので、決して自慢できるものではありません。(笑)

ただ、こだわりとしましては、
「当診療所が三代続いており、それが未だに完成されていない状態。」
という意味を、真ん中のエンピツみたいな部分に込めております。
(それこそ、文字通りの「独りよがり」ですが・・・笑)

そして、次にイメージカラーの選定になったのですが、正直、これは迷いました。

祖父の時代にはロゴはともかく、イメージカラーの設定なんて考えたこともなかったと思います。

旧診療所内を見渡して、何か妥当なものが無いか探しました。
すると、調合したエキス剤を入れる(茶色に近い)オレンジ色の箱に目が行きました。

以前、当診療所に通院していただいている幼児の患者様のお母様から、
「うちの子は、いつもは飲みたがらないのに、調子が悪い時は自ら進んで『茶色いクスリ飲む』って言うんですよ。」
と教えていただいたことがありました。

幼いお子様にまで浸透している色があるのだから、これを使わない手は無い!

私の中で、イメージカラーがオレンジ色になった瞬間です。

それ以来、看板や広告媒体に関するものにはオレンジ色を用いております。

電話(子機)のストラップや名札にもオレンジ色を取り入れました。

それだけではなく、オレンジ色の花を咲かせる植物を選んで飾るほどイメージカラーの定着に徹底しました。

白衣の色もオレンジ色にしようかと思いましたが、さすがにそれは皆にとめられました。(ウソ)

・・・・まあ、とにかく。

オレンジ色の看板といえば天心堂か吉○家かと思われるくらいこれからも頑張っていこうと思います。(笑)

2008/8/4更新


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