ガンと漢方

ガンとどう戦うか?

ガンの相談・体質改善・難病相談(最後まであきらめずに必ず一度御相談下さい)

この文章は、院長の祖父(初代)の言葉です。
50年前の医療と比べ飛躍的に進化した現代でも、いまだにガンに対しては完治させる治療法がありません。

このような状況の中、近年 漢方治療が再注目されているのは、漢方薬の体質改善・自己免疫力の向上効果にあると思います。
当診療所の漢方薬を服用されたことでガンが治ったと言われる患者様も少なくありません。
しかし、残念ながら漢方薬を服用するとガンが必ず治る、という訳ではありません。
でも、漢方薬の効果によって自己免疫力が向上することで、ガン細胞の増殖を抑えたり、抗ガン剤に対する副作用を最小限に留めたりする効果が十分期待できる場合があります。

極論を言ってしまうと、例えガンと診断されても 希望を捨てずに前向きな考え方を維持していくだけで、「気」の力が充実し、東洋医学的には症状の改善が期待できるかもしれません。

加速する体力の衰え

ガンに限ったことでは無いのですが、人は病気になるとその病気を克服しようと防御機構が働きます。
(熱を出してバイ菌の増殖を抑えたり、白血球の働きが活発になったり、抗体を産生したり・・・)
それらの防御機構を働かせるためには「体力」が必要です。

しかし、「体力」が衰えたことが原因で病気になったのに、その残り少ない「体力」で防御機構を働かせようとするのは、とても困難なことです。
そのため、「寝るときに使う体力」や「食べるときに使う体力」などが犠牲となり、また、「体力」で補いきれないときには「気力」を振り絞って緊急事態に備えるのです。
そして、食欲が落ち、睡眠が浅くなると「体力」の衰えがさらに加速していってしまうという悪循環を繰り返してしまいます。

ここで、ガンと診断されて化学療法を受けている方の場合を考えてみましょう。
抗ガン剤は、ガン細胞を特異的に攻撃しますが、一部 正常な細胞も攻撃してしまうので、その結果、副作用が出現します。
この副作用によっても「体力」がますます減少していってしまうのです。

このような「体力の衰えの悪循環」により、病状が見る見る悪化していくのです。

漢方薬の治療方針

漢方は、この「体力の衰えの悪循環」を改善させるように用います。

漢方の働きにより、胃の血流が良くなればお腹が空いてくるし、肝臓の血流が良くなれば気力が充実し、眠りが深くなってくるのです。 そして、食べることが出来れば、栄養が体内に吸収されるので、血液や筋肉が造られ易くなります。 また、眠ることが出来れば、疲れが取れ易くなります。

つまり、食べることと寝ることが出来れば、「体力の衰え」が抑えられ、「新しい体力」が造られ易くなります。 これが、体質改善・自己免疫力の向上に繋がるのです。 「体力」が増えれば自己免疫力も向上し、また、抗ガン剤の副作用にも対抗できるかもしれません。

もう一度言いますが、例えガンと診断されても 希望を捨てずに前向きな考え方を維持していくだけで、「気」の力が充実し、東洋医学的には症状の改善が期待できるかもしれません。 あきらめてしまうことが体にとって一番良くないことです。 ですから、「最後まであきらめずに必ず一度御相談下さい。」


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